2016年3月6日日曜日

【アフターフォロー】 「日銀政策決定会合 その1/7」 - 市場変化での成買いは慎重に

レポートまとめ

1/29、日銀会合でマイナス金利が決定しました。お昼休み中でしたね。日銀のウェブが繋がらないのは実話です。慌ててましたからね、皆同じ行動をすればそうなりますよね。

Bコミ:半分は成り行きにしてる?
二年目:3気配上までなら許容範囲なので3気配上に指値です。
Bコミ:おっし。学習効果出てるね。
-- 個人投資家Bコミ氏:日銀政策決定会合 その1/7(フィスコ)

急いで成行で購入してしまうと、思わぬ高値で引き取ることになることを警戒しています。この時、皆、どう織り込むか右往左往していた時期ですので、単純に上値を追うのは厳しい状況かと思われます。実際、後場寄付きこそ高値で始まりましたがその後、急落しています。

「3気配上」は、寄付きで特別買い気配から始まって6分経っても寄り付かない状態です。この時のケネディクスは400円程度でしたので大体4~5%(=8*3/500)程度の上げなら攻めてみよう、ということかと思われます。

気配については今日の放送 (1/18)の3気配下の説明を参考にしてください。

--

ケネディクスが興味深いのはREITを運営しているところでしょうか。

REITは、不動産運用に特化した投資信託です。母体となる不動産会社から物件を買いつけて運用することが多く、時折問題視されています。不動産売買で運営している企業からすると、売れ残ってるビミョーな不動産は不良債権みたいなものです。その手の物件を手元のREITに押し付け、現金化するということは往々にして行われています。REITはゴミ箱と揶揄されることがあるのはこのためです。

そもそも安定した利回り10%の案件なんて絶対売らないでしょ。自分で運用した方がずっと儲けになるもんね。

後、REITは利回りが悪くなると、増資が行われることが多いことも考慮しておきましょう。REITの仕組み上、利益の9割は配当しなければならない決まりがあります。手元に利益をプールすることが出来ませんので新規物件が組み入れにくく、既存物件だけではいずれ利回りが悪化することになります。なので安定配当できる範囲で増資をし、市場から資金調達することが多々あります。

REITで増資し、その資金でビミョー物件を押し付けるというエコ事業。素晴らしいですね =)。

0 件のコメント:

コメントを投稿